神社にはどんな建物があるの?

神社
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神社にはどんな建物があるの?

神社に興味を持つようになり、御朱印も色々集めるようになりましたが、
よく考えると神社にある建物をよく分かっていなかったので、ちょいと調べてみました
そもそも神社は、神籬(ヒモロギ)が常設されたものが神道の神々を祀る・祈る施設でした

 

 

 

神籬から発展した神社
その神社の鳥居内は、神霊が鎮まる神域 と見なされており、
その神社の周りには森林があることが多く、鎮守の杜であることが多いですね

 

 

境内には何があるの?

 

社号標 神社の入り口に立っている石柱、社格や社号などが彫られている
鳥居 鳥居神社の入口。境内と俗界の境界を示す
神門 神社の門。社殿の外部にある総構えの門を総門、拝殿と本殿との間にあるものを中門
随神門 主神に随行し、邪悪なものを防ぐ・警護する神が祀られてる門
随神門
大阪天満宮(大阪府)・戸隠神社(長野県)・大國魂神社(東京都)などで見られます

 

手水舎 参道(参拝するための道)のそばにはあり、参拝前に手や口など身を清める
制札 法令を板面に記して掲示して民衆に周知させた掲示板
百度石 百度参りをする際の標識となる石。
御社殿 神社の中心になる本殿と拝殿
※●社殿 神社の主要な建物 ※以下で詳しく
※●境内社 境内にある本殿とは別にある小ぶりなお社 ※以下で詳しく
御神木 古神道における神籬としてのご神体。また依り代・神域・結界の意味もある
古札所 納札所・古札納所とも。祈願の御札や古い御守りなどを納める
絵馬掛け 願い事を書いた絵馬を吊り下げる所。建物になれば絵馬殿
瑞垣 神社の周りの垣根。玉垣
遥拝所 お伊勢参りに行けない人が、その代わりに参拝するところ
神橋 日光二荒山神社(栃木県)の神域に属する橋
狛犬 邪気を祓い、神前を守護するために拝殿の前や参道の要所に構えて設置
狛犬
左右「一対」となり「阿(あ)形」、口を閉じている「吽(うん)形」
あうんは、はじめからおわりまでを意味している
本来は高麗犬(こまいぬ)の意で外国から伝えられたもので
仏教とともに中国から入ってきたようですね
神使は犬だけではありません
稲荷神社:キツネ、天満宮:ウシ、八幡神社:ハト、出雲大社:ウミヘビ etc…

 

 

 

社殿にはどんなものがあるの?

 

本殿 神霊を宿した神体を安置する社殿
本殿がない神社もあります
山などの自然物そのものが御神体の神社
群馬県の赤城神社・榛名神社・妙義神社の上毛三社
(赤城神社の神様は湖、榛名神社の神様は岩、妙義神社の神様は山)
他には、磐船神社(交野市)、星田妙見宮(交野市、影向石)、片埜神社の境外社の瘡(くさがみ)神社(沼)、奈良の大神神社と埼玉の金鑚神社 etc…

 

拝殿 拝むために本殿の前に建てた社殿
神楽殿 神楽や舞楽を行う社殿
神楽殿舞殿ともいう)
豊作・豊漁などの願いを聞いていただくために、まずは神さまに楽しんでいただく儀式
神さまとの交流(神がかり)の儀式の場であった
現在では奉納舞(神さまへ捧げる)になっている
記紀の『天岩戸』でアメノウズメが舞を舞ったことが神楽のはじまりとも
※幣殿との複合社殿の神社もある

 

幣殿 幣帛(神前への供物)や、献上物を授受する社殿。舞殿との複合社殿もある
社務所 神社を管理するところ、お守りの販売や祈祷の受付、御朱印をいただける所
授与所 お神札(ふだ)やお守り、絵馬、おみくじなどを授与する所
奥宮 本殿より位置的に上・奥のほうにある神社で奥社ともいう
奥宮
本殿と同じご祭神が祀られてます
もとは奥宮に神さまが祀られており、山の険しいところなどへ参拝するのは
大変だからと、参拝しやすい場所に社殿が建てられた

 

 

その他 摂末社など

 

境内社中心となる御社殿とは別に、境内にいくつかの小ぶりなお社がよくありますね
境内社 境内の摂社と末社の総称
摂社 主祭神とゆかりのある神さまや地主神、由緒ある神さまが祀られてる
末社 前にその土地で祀られてた神さまなど主祭神とはあまり関係のないも多い
摂末社 摂社と末社の総称
境内にあるのは境内摂社、境内外にあるのは境外摂社
境内にあるのは境内末社、境内外にあるのは境外末社